従来の家電製品は、買った状態のまま使い続け、だんだん古くなっていくのが当たり前。しかし、パソコンやスマートフォンなどの情報端末は、買った後も新機能の追加や動作の効率化などを行うことで、年月を経てもフレッシュな状態を保つ仕組みが提供されています。この仕組みを「アップデート」と言います。
iPhoneにもこのアップデートの仕組みがあります。Appleから提供される新しい「iOS(アイオーエス)」を使うことで、iPhoneの動作効率が改善したり、新しい機能や安全対策を組み込むことができます。
iOSとは、iPhoneのOS(オペレーティングシステム)のこと。人間でいうなら読解力、計算力、表現力など、働くための基本スキルのようなものです。これが無料で手に入るのですから、アップデートした方が得です。
さらに重要なのは、悪意ある攻撃への対策や、不具合の修正もアップデートに含まれていることです。攻撃側は新しい抜け穴を探して日々新たな手法を開発しているため、守る方も対策をし続ける必要があるのです。
iOSのアップデートではいくつかのリスクが想定されます。
ただし、これらのリスクよりアップデートしないリスクの方が大きいので、必ず行いましょう。
アップデートの手順を説明します。
パスコードを入力すると、夜間、自動的にアップデートが行われます。これだけで完了です。
「ソフトウェア・アップデートがあります」が表示されていない場合、またはパスコード入力画面が表示されなかった場合は、手動でアップデートを行います。
なお、アップデートが失敗した場合に備え、事前にバックアップを行っておきましょう。バックアップについてはこちらの記事でご紹介しています。