Kaby Lake-Y搭載でゲーム性能が上がった「GPD WIN 2」を試す

Kaby Lake-Y搭載でゲーム性能が上がった「GPD WIN 2」を試す

  • 沿って huawei
  • 25/10/2022

2009年以来、UMPC(ウルトラモバイルPC)のカテゴリは長らく新製品が登場しなかった。その状況を打開したのが、深セン・GPDが2016年に投入した「GPD WIN」だ。

ポータブルゲーム機「ニンテンドー3DS」とほぼ同じ筐体に、x86の低消費電力SoC、Atom x7-8750を搭載。キーボードは小型ながら、本格的なゲームプレイを可能にするゲームパッドを内蔵。これまで考えられなかったポータブルさでWindowsゲームを可能にし、それまでのUMPCの枠を大きく超えた製品として、ゲーマーを中心に大きな話題を呼んだ。

Kaby Lake-Y搭載でゲーム性能が上がった「GPD WIN 2」を試す

そのGPD WINが2018年、さらに高性能なSoC「Core m3-7Y30」を搭載し、筐体を大幅に刷新。さらにブラッシュアップして「」へと進化を遂げた。

製品の出荷は2018年5月予定とやや先にはなるが、今回、代理店である株式会社天空の協力を得て、実際に動作するプロトタイプを入手したので、このプロトタイプの使用感や性能をベンチしていく。

あらかじめお断りしておくが、今回のプロトタイプは量産前のテスト機であり、実際の量産機とは異なる点がいくつかある。プロトタイプは完全なハンドメイド品のため、掲載する写真で確認できてしまう工作精度の問題などがあるかもしれないが、実際の製品では改善される。キーボードフレームの色も実際の製品とは異なる。本体左右の滑り止めも、(実際手にしてみるとわかるが)手のひらがほぼ当たらないため、製品では省略されるという。

内蔵無線についてはIntel Dual Band Wireless-AC 7265が搭載されていたが、技適の取得については不明のため、今回は別途USBの無線LANアダプタを接続してテストした。

OSはWindows 10 Homeの英語版に日本語言語パックが入っていた状態だった。入手したさいはCreators Updateが適用されていたが、試用している最中で自動的にWindows UpdateによりFall Creators Updateがインストールされたので、ベンチマークなどはFall Creators Updateを基準としたものとなっている。