「遊びの時間は終わりだ」というキャッチフレーズ
韓国Samsung Electronicsは1月18日(現地時間)、新フラグシップSoC「Exynos 2200」の量産を開始したと発表した。4nm(ナノメートル)プロセス製造で、米AMDのRDNA2アーキテクチャ採用のGPU「Xclipse」搭載SoCになる。Samsungは、スマートフォンで「コンソールレベル」のゲーム体験を提供すると語った。【画像】主なスペック AMDは2021年6月、Samsungが年内にRDNA2採用SoCを発表すると予告していた。 Xclipseは、ゲーム内の世界での光の動きなどをシミュレートするレイトレーシングや、可変レートシェーディングなどのコンソールレベルの高度なグラフィックス機能を提供するという。 CPUは、ハイエンドのCortex-X2、3つのCortex-A710、4つの電力効率の高いCortex-A510の3つのクラスタで構成する8コアのArm V9。 昨年1月に発表した先代「Exynos 2100」の2倍の性能を備える新たなNPU(ニューラルプロセッシングユニット)により、AI機能も強化。画像信号プロセッサとの併用で、よりリアルな写真の撮影が可能になるとしている。 新たな5Gモデムは先代よりも多くのミリ波およびサブ6GHz帯域をサポートし、デュアル接続モードでの理論上の最大ダウンロード速度は10Gbps。ネットワーク機能としてはこの他、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、NFCをサポートする。 SamsungはExynosシリーズのSoCを韓国で販売するフラグシップ端末に搭載してきた。Exynos 2200も「Galaxy S22」(仮)シリーズなどに搭載されることになりそうだ。
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