米Microsoftは10月29日(現地時間)、2021年10月のWindows向け月例セキュリティ更新プログラムを適用した環境で、クライアントPCからサーバーで共有されているリモートプリンターへ接続する際に、以下のエラーが発生することを明らかにした。
影響が及ぶOSは、以下の通り。この問題が起こりうるプリンターサーバーの構成は一般的に家庭では用いられておらず、影響は企業や組織に限られるとみられている。
同社は回避策として、プリントクライアントが以下のポート範囲でサーバーとRPC over TCP接続を確立できるよう設定を変更するよう呼び掛けている。
なお、サーバーに2021年10月パッチがインストールされている場合は、クライアントに2021年1月以降のパッチがインストールされている必要があるので注意したい。
また、印刷ジョブにクライアントサイドレンダリングを使用するオプションを有効化することも推奨している。
同社は現在、プリントクライアントがRPC over SMBでプリントサーバーにRPCパケットのプライバシー接続を確立できるようにするための解決策を検討中。詳細な情報が得られ次第、公表するとのこと。