HUAWEI ファーウェイのゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」の映像視聴やクリエイティブアプリでの使い勝手は?

HUAWEI ファーウェイのゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」の映像視聴やクリエイティブアプリでの使い勝手は?

  • 沿って huawei
  • 29/05/2022

21:9の34型で湾曲タイプといった特長を持つHUAWEI MateView GTシリーズのロードテストも3回目となった。筆者は1回目でゲームでの実力をレポート(「ファーウェイのウワサのゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」のゲームでの実力を確認」)、2回目はアスキースマホ総研のオカモトがテレワークでの活用について紹介しているが(「6万円台半ばの21:9の34型湾曲ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」はテレワークにも役立つ!」)、今回はPCの使い道として一般的になっている映画配信サービスの利用や映像編集などクリエイティブ系アプリでの使い勝手について紹介していく。

21:9の横長ディスプレーは映像編集ソフトといったクリエイティブワークでもその画面の広さを活用できる

限られたスペースでも21:9のHUAWEI MateView GTならシネスコサイズの映画を迫力ある全画面で楽しめる

ここ数年、AmazonプライムビデオやNetflixなど、映画などの定額配信サービスが完全に一般化した。そこで気になるのが、映画作品にはシネマスコープサイズなど、一般的な16:9よりもさらに横長の比率で撮影された作品が多いことだ。人気の洋画はもちろん、邦画やアニメ作品にも映画として横長の比率で撮影した作品は多い。これらの映画を楽しむ場合、従来の16:9タイプのディスプレーでは上下に黒帯が出て小さく表示されてしまうので、画面サイズほどの迫力を感じにくい。

HUAWEI MateView GTの34型2モデルは、湾曲ディスプレーかつ画面比率が21:9と横に広い

その点、34型のHUAWEI MateView GTシリーズはシネマスコープの映画視聴に最適な21:9の比率を採用。16:9の同クラスのサイズのディスプレーと比べて映画を大画面で楽しめる。この点は大きなメリットと言える。

21:9と横長の湾曲ディスプレーなので、映画に多い横長のシネマスコープ撮影の作品をほぼ黒帯なしの大画面で楽しめる

さらに湾曲ディスプレーならではの利点として、PCの作業環境のような狭い場所でも迫力ある映像を視野一杯の大画面で楽しめる。平面の21:9ディスプレーに対するメリットとしては、画面の左右端が視野角による色や明るさの影響を受けない点もある。筆者はHUAWEI MateView GTを前にした場合は、画面から70~100cmほどの距離がベストだと感じた。このときに画面中央から左右の端まで、画面と人の目がほぼ等距離となる。画面全体が人の目の方向を向いている湾曲ディスプレーだからこその特長だ。

休日などは、34型のMateView GTシリーズのピクチャーモードを「ムービー」に設定して、映画館のように部屋を少し暗くして大迫力の映画を楽しむといいだろう。

HUAWEI ファーウェイのゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」の映像視聴やクリエイティブアプリでの使い勝手は?

21:9は作業領域の広さも魅力! 動画編集やライブ配信にも適している

34型のHUAWEI MateView GTは、横長の21:9ならではの作業領域の広さも魅力だ。ビジネスアプリやSNSアプリを2つ3つ並べての作業はもちろん、動画編集やライブ配信といったクリエイティブ用途にも非常に向いている。VRなどのメタバース系アプリの利用にも最適だ。

たとえば動画編集の場合、横に画面が広いので動画のプレビュー画面を2つ開いた状態でも画面が窮屈にならない。さらに、個別の編集機能の設定画面を常時表示できるだけの余裕がある。タイムラインも横に広く表示できるので、編集中の全体構成も楽だ。音声編集や楽曲制作向けのDAWアプリにも適したディスプレーと言える。

27型モデルのみ16:9の比率を採用。記事トップの21:9の34型モデルの写真では左右のスペースに余裕があり、よく使う設定などを表示しておけることがわかる。結局は設置場所の問題となるが、スペースが許すなら、21:9の34型モデルの画面の広さが魅力となる

似たような作業環境を実現するために、2つのディスプレーを用意する方法も考えられる。だが、34型のHUAWEI MateView GTのように横に広いディスプレーなら、作業画面が真ん中で分断されることなくシームレスに作業できるのが快適だ。もし動画編集でこれからディスプレーを買い足すなら、編集作業用として34型のHUAWEI MateView GTシリーズを追加するのはアリだろう。

また動画のライブ配信用途の場合、OBSなど映像のスイッチングと配信処理のアプリと、参加者の反応を見るためのブラウザーやコメント管理アプリ、さらにゲーム実況やvTuber向けのアプリなどの表示が必要な場合もある。一般的な16:9のディスプレーだと2つ表示するだけで精一杯だが、21:9のディスプレーならすべて余裕をもって表示可能だ。湾曲ディスプレーなので、画面端に表示したアプリが見やすいといった利点もある。

また、VRChatなどSNSやウェブサイトも確認しながらの方が楽しめるメタバース系アプリや、「Among Us」のように別途Discordなどのコミュニケーションアプリも同時に使って遊ぶゲームも、21:9の横長ディスプレーが便利だ。複数のアプリの表示を切り替えることなく、同時に表示したまま快適にプレイできる。

ゲーム機などを接続する際の拡張性だが、HUAWEI MateView GTのすべてのモデルにHDMI 2.0端子を搭載。PCとの接続はDisplayPortにしておけば、HDMIにほかの機器を接続できる。PS5やNintendo Switchなど16:9表示が前提の機器も左右は黒帯表示になるが、利用は可能だ。

HUAWEI MateView GT 34インチ サウンドエディションはDisplayPortとUSB type-Cに加えて、HDMI端子を2つ搭載する

映像の編集用途だと長時間の作業になるだけに、湾曲ディスプレーを視線に合った高さや角度に調節できるかも気になるところだろう。HUAWEI MateView GTのスタンドは高さを110mm、傾きを前後マイナス5度~20度まで柔軟に変えられるので作業に支障を感じることはない。

スタンド装着時は、画面の上下を110mmまで変更可能。画面の傾きは前後マイナス5度~20度の範囲で変えられる

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