RC ローマのコラボタブレットも発見 イタリアの地元スマホメーカー“Miia”とは?

RC ローマのコラボタブレットも発見 イタリアの地元スマホメーカー“Miia”とは?

  • 沿って huawei
  • 09/11/2022

アップルやサムスンが世界中のスマホ市場を牛耳っていると思いきや、アジアを中心に地元メーカーの躍進が続き、各社がシェアトップに躍り出るケースも出ています。増加が続く地元メーカー、その波はヨーロッパにもやってきています。今回はイタリアのメーカー“Miia”をご紹介しましょう。

↑ミラノにやってきました。

先月のMWC 2015に続き、今月もヨーロッパに来ています。旅先に来たらお土産でも買いたいものですが、筆者はその土地や訪問時にしか買えないスマホをよく買っています。今回もイタリアということで地元スマホに興味がわきます。

↑先月のローマでみつけたMiia。

実はMWC 2015のあとにローマに立ち寄り、家電店でMiiaというメーカーのスマホを買ったのでした。その時、店員さんに「これはイタリアのメーカー」、「サッカーのAS ローマの限定品だよ」と言われて、スペックも気にせず記念に購入したのですが、今月再度イタリアに来たということでMiiaのスマホがちょっと気になるのです。

↑スマホの種類はまだ少なめ。

Miiaのスマホは現在7種類。ローマで買ったAS ローマの限定品はすでになく、型落ちしているようです。ということは、今からでは買えないのでいいお土産だったかもしれません。さて、ラインアップを見ると4.7インチモデルが3種類あり、iPhone 6と類似のサイズのモデルを主力としているようです。

 RC ローマのコラボタブレットも発見 イタリアの地元スマホメーカー“Miia”とは?

↑最新モデルは薄さが魅力。

まもなく発売予定の『Iimotion』(MP-47)は厚さ7ミリと言う同社のスマホの中で最薄のスリム端末。4.7インチHDディスプレーに8メガピクセルカメラ搭載で普段使いには十分なスペックでしょうか。CPUが『Snapdragon 200』とローエンドのものが搭載していますが、価格は100ユーロ(約1万3000円)後半が予定されています。イタリア旅行中に現地用スマホとして買うのもいいかもしれません。

↑Windows Phoneも出している。

こちらの製品も名前は『Iimotion』。ただし、型番は『MPW-47』と“W”が入っています。最新モデルのMP-47と同じハードで中身をWindows Phone 8にしたモデルのようです。最近は新興メーカーなどが同じハードウェアでAndroid版、Windows Phone版の2種類のモデルを出すところもありますが、Miiaも両バージョンを用意しています。しかも実はこのWindows Phoneバージョンが先に販売されているようです。

↑タブレットやノートPCも出している。

スマホはハイエンド品がなくてちょっと寂しい感じがしましたが、タブレットは10種類前後をラインアップ。また1機種のみですがノートPCも販売しています。Miiaのノートなんて誰も持っていなさそうなので自慢できそう。タブレットは7、8、9、10インチそしてAndoridとWindowsをそれぞれ用意と、バリエーションは豊富です。

↑タブレットは3G搭載がうり。

同社のタブレットはWindowsもAndroidも、ほぼ全機種が3G機能を搭載しています。WiFiタブレットはすでに低価格品が各社から出ているため、通信機能内蔵で差別化を図っているようです。ちなみに、通信モジュールを見ると、一部のモデルには“3G:Huawei Ultra Stick”の記述が。みなさんはファーウェイのSDカード型の3Gモジュールを覚えていますか?日本の展示会などでも発表されたことがありますが、その製品版を搭載した製品をMiiaは販売しているようです。

↑AS ローマのタブレットも。

筆者が買ったASローマスマホのタブレット版も出ています。おそろいで買っちゃおうかなと思いましたが、残念ながらWiFiのみ。これにUltra Stickが入って3G対応だったら面白かったんですけど、残念。3GタブレットでこのAS ローマ版をぜひ出してほしいところ。

↑ウェアラブルもイタリアらしい派手なカラー。

このほかにも、スマホやタブレットのケースなどアクセサリ類も自社製品向けのものを販売していますが、周辺機器も少しずつ増やしているようです。

その中でも『Miia Fit』はアクティビティートラッカー。運動量を計測できる製品として最近はだいぶメジャーになっていますね。でも、Miiaの製品は白や黒といったシックな色合いは無く、ピンク、黄色、青、緑と派手なカラバリのみを揃えています。このあたりはイタリアメーカーならではのセンスでしょうか。なお、Miia FitはAndroidだけではなくiOSにも対応します。

↑あなたの知らないメーカーが続々登場。

MWC 2015の開催地、バルセロナでもスペインの地元メーカー各社から地元ブランドスマホが販売されていました。ローカルなマイナーメーカーはアジアだけではなく、ヨーロッパでも着々と広がりを見せています。

もし、ヨーロッパのどこかの国に行くことがあったら、地元の家電量販店に立ち寄ってみましょう。見たことも聞いたことないようなメーカーがスマホをずらりと並べ、地元の人たちがこぞって買っているかもしれません。また、旅の記念に何か買うのを迷ったら、そんな地元スマホを買うのも楽しいものですよ。

山根康宏さんのオフィシャルサイト香港携帯情報局