・Microsoft、SkylakeでのWindows 7/8.1サポートを2017年7月までに短縮
笠原:ところで若杉さん、なんで今回はきれいな女性をMCに迎えたんですか?
若杉:そうなんですよね。隣に座っていて、さっきからすごくいい匂いがするんです。
勝又:やめてくださいよ(笑)。
笠原:それセクハラですよ(笑)。
若杉:この座談会は過去3回ほどやり、前回は生配信もやったんですが、絵面がよろしくないという苦情が各所から来まして。
笠原:絵面がよろしくないとか言うなよ(笑)。
若杉:まぁ、ちょっとリフレッシュしたいと言うことで。楓ちゃんは今おいくつですか?
勝又:今年23歳になりました。
山田:僕と同い年くらいかな。
笠原:祥平さんの孫世代でしょ(笑)。
勝又:ちょうど私のお父さんと同じくらいの世代だと思います(笑)。
若杉:では、本題に入りたいと思います。Windowsが最新のCPUアーキテクチャ(当時はSkylake)をサポートしながら、古いOSとの組み合わせについてはサポートを短縮する、というニュースです。
笠原:新しいプラットフォームが出た時に、新しいソフトウェアと組み合わせることで「より良く」使えるというのはほかのOSでも同じなんですが、Microsoftのプラットフォームでは互換性が確保されているので、その結果、新しいプラットフォームにユーザーが移行してくれない、というジレンマを常に抱えているんですよね。
Skylakeは、省電力化などWindows 10でないと使えない機能も多いので、「移行して欲しい」というマーケティング面の意図もあって、旧OSのサポート短縮に踏み切ったのだと思います。
若杉:それってユーザーからしたら「聞いてないよ」という話ですよね。急にサポート期間を短縮すると言われても困ると思うのですが……。
笠原:そうですね。特にエンタープライズ用途では、旧OSを長期間使う場合も多いので、新しいマシンにリプレースする際、買い換えなのにSkylakeより以前のプラットフォームを採用しなければならないので、そこは辛い部分と言えるでしょう。
山田:Windows XPの二の舞いを防ぐ意図もあると思うんですよね。Windows 7のサポートは2020年に終わるのですが、例えばその年の東京オリンピックで使われる電光掲示板のOSがWindows 7で、ブルースクリーンが出たりしたら洒落にならないので、そういう事態を防ぐ目的もあると思います。それは極端な例ですが、古いOSを新しいプラットフォームでサポートするのに費用がかかると、新しいプラットフォームを使おうとしている人たちがその費用を負担するという構造は、仕方がない反面、「そりゃないよ」と思う人達の気持ちも分かるので、複雑な気持ちですね。
後藤:根源的な話をすると、どこまでハードウェアを仮想化するし、どこから上のレイヤーをOSが受け持つかという話なんですよね。理想的なのは、ハードウェアの上にあるレイヤーで全てをカバーして、OSからは同じように見えるようにする形です。ハードとソフトと、もう1つ、省電力やなんやをサポートする中間レイヤーがあって、その上にOSが乗っていれば、こういう問題を解決できます。
・日本マイクロソフト、Surface Bookを2月4日より国内販売
若杉:ライターのみなさんは、どなたかSurface Bookを購入されました?
笠原:昨日の夜、購入しました(笑)。
若杉:もしかして読者プレゼントとして?
笠原:いや違います(笑)。まだ届いてないですが、CESの取材で使おうと思ってます。Surface BookはイノベーティブなPCではあるけど、やっぱり価格が高価であるという点が皆さんの中で引っかかるポイントかなと思うのです。僕ら(ライター)の場合は、購入したデバイスで結果的にいい仕事ができればもっと稼げるかもしれない、という打算もあって、多少高価でも良いものが欲しい、ということで購入を決めた側面もあります。
山田:Surfaceはハイエンドに振っている感じがありますね。重量的に僕の食指は動かなかったけど、「MicrosoftはハイエンドをSurfaceが担い、ほかの方向性は別のベンダーさんに任せる」というトレンドを作りたいのかなあという気がします。