強制的に「Microsoft Edge」で開かれてしまうリンクをシステム既定のWebブラウザーで開けるようにするツール「MSEdgeRedirect」の最新版v0.6.0.0が、1月3日に公開された。64bit版を含むWindows 8.1以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「GitHub」からダウンロードできる。
Windows 8以降の[検索]機能やWindows 11の[ウィジェット]機能(ニュース、天気)などの一部リンクは、既定アプリの設定に関わらず「Edge」で開かれてしまう。これはリンクのプロトコルが一般的な「https:」ではなく、「Edge」のアプリプロトコル「microsoft-edge:」になっているためだ。
しかし、「MSEdgeRedirect」はシステムにWindowsサービスとして常駐し、リンクをフィルタリングして既定のWebブラウザーへリダイレクト(転送)することで、「Edge」を強制するリンクを既定のWebブラウザーで開けるようにすることが可能だ。また、[検索]機能で利用するWeb検索エンジンを「Bing」からGoogleやDuckDuckGoなど他のプロバイダーへ切り替える機能も備える。
最新版では、Windows 11がデフォルトで備える「天気」ウィジェットのリンク先を、「Microsoft Start」から「weather.com」または「National Weather Service(weather.gov)」へ変更する機能が追加された。ただし「National Weather Service」は日本の天気予報を提供していないため、正しいページを表示できないので注意。
加えて、Windowsのスタート画面から起動できる設定(Settings)画面が追加されたが、編集部にて試用したところ正常に動作しなかった。
そのほか、インストール画面の改良やURI処理のセキュリティ機能追加、サービスモードでのパフォーマンス向上など多くの変更が施されている。