Huaweiは2017年1月3日(米国時間)、CES 2017開幕前のプレスデーに合わせて記者会見を開催し、Honorブランドの新スマートフォンを発表した。
Honorブランドのスマートフォンは、Huaweiのオンライン専売モデルとして、中国やヨーロッパ、北米、日本などで展開されている。音楽や映像、ゲーム、SNSなどを好む若者をターゲットとして、快適に利用できる点を訴求することで人気が高まっている。
中国ではオンラインで販売されるスマートフォンとしてトップシェアを誇り、ヨーロッパでも各国で高い評価を得ているという。また記者会見では、2016年のブラックフライデー1日で15,000台のHonorブランドスマートフォンが売れたことを示しつつ、米国での高い人気についても言及しながら、全世界で1億人を超えるファンに支えられるブランドに成長していると説明された。
そのHonorブランド新モデルとして発表されたのが。5.5型フルHD液晶を搭載する、ミドルレンジの新モデルだ。現行のHuaweiブランドスマートフォン同様のラウンドデザインを採用しており、背面にはサンドブラスト加工を施した金属素材を採用することで、普及価格帯の製品ながら、質感が高められている。
背面には、デュアルレンズ仕様のカメラを搭載。Honorブランドでは、Honor 8が1,200万画素のデュアルレンズカメラを搭載しているが、Honor 6Xは1,200万画素と200万画素のデュアルレンズカメラを搭載。1,200万画素側のカメラでは、撮像素子のピクセルサイズが1.25μmとなっており、より多くの光を取り込め、夜や暗い場面での撮影性能に優れるという。
カメラアプリには、上位モデル同様に、デジタル処理によりF0.95~F16の範囲でボケの調節が可能な「Wide Aperture」撮影機能なども搭載される。また、PDAFによる高速なオートフォーカスにも対応している。
5.5型フルHD液晶は、動画再生時の画質を高める「Video Enhancement」機能を搭載。コントラストや明るさを自動的に調節し、暗く潰れるような場面でも鮮明な映像表示を可能にしている。また、ブルーライトカットや色温度の調節機能などにより、子供の目にも優しい表示を実現しているという。
内蔵バッテリは容量3,360mAhで、各種省電力機能を駆使し、通常利用で約2.15日、ヘビーユースで約1.54日の駆動が可能。また、ビデオ再生は連続11.5時間、音楽再生は連続70時間、ゲームは連続8時間の利用が可能とのこと。
スペックは、SoCがオクタコアのKirin 655(2.1GHzコア×4+1.7GHzコア×4)、RAMが3GBまたは4GB、内蔵ストレージが32GBまたは64GB(双方ともeMMC 5.1)。無線LANはIEEE 802.11n対応で、公衆無線LANを最大4台のデバイスでシェアできる「Wi-Fi Bridge」機能も搭載。北米版が対応するLTEバンドはBand 2/4/5/12/20。OSは、発売当初はAndroid 6.0だが、2017年第2四半期にAndroid 7.0へとアップグレードされる予定。本体サイズは76.2×150.9×8.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約162g。
下部側面。USB端子はMicro USBを採用左側面上部側面右側面背面背面のデュアルレンズカメラ。その下には指紋認証センサーも搭載ラウンドデザインで、背面に金属素材を採用していることもあって質感は優れているカラーは左からゴールド、シルバー、グレーの3色日本語表示にも対応カメラアプリは、Wide Aperture撮影に対応Honor 8のカメラ機能とほぼ同等だHuawei Mate 9(右)との比較Huawei Mate 9(右)との裏面の比較。デザインはかなり似ているHonor 6Xの主なスペック | |
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SoC | Kirin 655(2.1GHzコア×4+1.7GHzコア×4) |
メモリ | 3GBまたは4GB |
内蔵ストレージ | 32GBまたは64GB |
液晶 | 5.5型フルHD |
背面カメラ | 1,200万画素+200万画素デュアルレンズカメラ |
前面カメラ | 800万画素 |
無線LAN | IEEE 802.11n |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
GPRS | GPS/AGPS/Glonass/BeiDou Navigation Satellite System |
対応LTEバンド | Band 2/4/5/12/20 |
バッテリ容量 | 3,360mAh |
本体サイズ | 76.2×150.9×8.2mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約162g |
1月4日(現地時間)より販売開始となり、米国での販売価格は、メモリ3GB/ストレージ32GBモデルが249.99ドル、メモリ4GB/ストレージ64GBモデルが299.99ドル。そのほか、ヨーロッパ各国やロシア、インド、マレーシア、サウジアラビアなど全13カ国で販売される。なお、日本での販売は未定。
記者会見に登壇した、Honorブランド社長のGeroge Zhao氏Honorブランドのスマートフォンは、中国で前年比47%の伸びを示し、高いシェアを誇っている全世界で1億人以上のHonorファンが存在するとアピール新スマートフォンを発表するGeroge Zhao氏上位モデルを彷彿とさせるカーブデザインを採用ボディは金属製で、サンドブラスト加工を施すことで手触りも優れるという液晶面のガラスには2.5D曲面ガラスを採用本体カラーは、ゴールド、シルバー、グレーの3色1,200万画素と200万画素のデュアルレンズカメラを搭載F0.95~F16のWide Aperture撮影にも対応し、ボケを自由にコントロールできる撮像素子の画素ピッチが1.25μmと大きく、暗い場所での撮影にも強い5.5型フルHD液晶を搭載子供の目にも優しい、「Eye Comfort Mode」を搭載内蔵バッテリ容量は3,360mAh標準利用で約2.15日、ヘビーユースで約1.54日の駆動が可能SoCは「Kirin 655」を採用。2.1GHzコア×4+1.7GHzコア×4のオクタコアSoCだメモリは3GBまたは4GB内蔵ストレージは32GBまたは64GB米国での販売価格は、3GB/32GBモデルが249.99ドル、4GB/64GBモデルが299.99ドル米国を含む13カ国で1月4日から販売開始となる