事前に作成しておいたファイル情報をもとに、複数フォルダーの内容のバックアップを高速に行うソフト。1回目のバックアップ時にファイル情報をキャッシュとして保存し、2回目以降のバックアップを高速に行えるのが特長。
バックアップを行うには、[編集]メニューから[追加]を選択し、バックアップ元とバックアップ先のフォルダーを登録する。フォルダーの登録時に[詳細]ボタンを押すと、バックアップ処理の詳細なオプションを設定するウィンドウが表示され、バックアップ対象・対象外のファイルをファイル名や拡張子などで条件づけしたうえで指定できる。あとは[バックアップ]メニューから[バックアップの開始]を選択すれば、登録したフォルダー内のファイルがバックアップされて、処理が終了するとバックアップしたファイルの一覧がツリー形式で階層表示される仕組み。
2回目以降のバックアップを高速に行うには、[設定]メニューの[機能選択]で“高速ファイルチェック”の欄にチェックを入れておけばよい。このほか[機能選択]画面では、指定した時刻や時間間隔でフォルダーを自動でバックアップしたり、バックアップファイルを世代管理するように設定することが可能だ。
また「BunBackupPack」は、「BunBackup」に加えて、バックアップしたファイルを元の状態に復元できる「BunRestore」、自動でバックアップを実行するショートカットを作成できる「BunBackupユーティリティー」、暗号化バックアップしたファイルをドラッグ&ドロップで復号できる「BunDecode」という3本の補助ソフトを同梱したパッケージとなっている。
なお本ソフトの64bit版では、暗号化アルゴリズムにAESを利用するなど、32bit版と異なる点がある。詳細は作者のWebサイトを参考にしてほしい。