では本体の外観チェックから始めよう。本体サイズは356(W)×250(D)×25(H) mmと、ごく普通の15インチ級ノートだ。
デザインは、アクセントとして天板にハヤブサをモチーフにしたAORUSのシンボルマークを配し、そのほかはすべてシンプルにまとめたスポーティなデザイン。ボディはアルミ削り出しで製造されているため、モールド一つとってみてもカチッとエッジの立った造形になっているのは◎だ。
ボディ背面と本体両側面の後ろ側はほぼ吸排気口となっており、USBなどの端子部分は本中盤から手前に配置されている。今時のノートPCだけあって、USB Type-CはThunderbolt 3対応だったり、SDカードリーダーはUHS-II対応だったりと、トレンドを漏れなく押さえている。
AORUS 15Gの正面。いわゆる“ベゼルレス”デザインを採用している左側面にはHDMIやギガビットLANなどのポートを配置。オーディオミニジャックは4極対応なのでスマホ用のヘッドセットがそのままつながる。Mini DisplayPortを搭載しているのはめずらしい右側面にはThunderbolt 3対応のUSB Type-CコネクタのほかにUHS-II対応のSDカードリーダーを配置。こちら側のUSB 3.0ポートはかなり手前にあるので、常時接続するデバイスには左側のポートを優先的に使うほうがよいかもしれない天板は切り込みや溝などを設けずフラットに。ワンポイントにAORUSのシンボルを配しているディスクリートGPUを搭載したゲーミングノートゆえ、ACアダプタは出力230Wのやや大きめのものが付属。バッテリ動作時はゲームのパフォーマンスが大幅に下がるので、ゲームプレイ時は常時接続しておくことが前提になる本機のウリであるメカニカルキースイッチを搭載したキーボードを見てみよう。キー配列はANSI(英語)配列のみとなる。普段JIS配列のキーボードを使っている人にはやや抵抗感があるかもしれないが、見た目も使い勝手もスマートにまとまっている点は評価したい。
JIS配列が用意されない理由はコストの問題と言うよりも、メカニカルキースイッチを配置する関係上、ノートPC用JIS配列でよく見られるピッチがより狭いキーが実装できないからではないかと予想される。
キーボードの使い勝手については後ほどもう少し細かく見ていくことにしたい。
キーボードは18.5mmピッチ(実測値)のスタンダードなテンキー付きANSI配列。カーソルキーを凸字に配置しても右CtrlやAltキーの幅が狭くなっていないのが美しいキーボード上部中央、電源ボタンのすぐ上には物理的な無効化機構(カバー)の付いたWebカメラを配置している。