「HUAWEI P40 Pro」は日本上陸なるか? 最強のカメラに磨きをかけた新モデル

「HUAWEI P40 Pro」は日本上陸なるか? 最強のカメラに磨きをかけた新モデル

  • 沿って huawei
  • 30/04/2022

ここ数年、春と秋にイベントを開催し、グローバル向けに新製品を発表してきたファーウェイ。

2019年秋には大画面ディスプレイを搭載したモデルとして、高い人気のフラッグシップモデル「HUAWEI Mate30」シリーズを発表した。米中貿易摩擦の影響で、2019年5月以降にグローバル向けに発表されたモデルは、GMS(Google Mobile Services)が利用できなくなり、GoogleマップやGoogleカレンダー、Gmailなどのアプリが利用できなくなったが、HUAWEI Mate30シリーズの発表を機に、ファーウェイが開発したコアアプリ「HMS(Huawei Mobile Services)」を搭載した環境をメインに据え、これまで同社製端末に搭載されてきたアプリストア「AppGallery」を通じて、アプリを配信する方針を打ち出した。

ファーウェイ、トリプルカメラ+センサーの「Mate 30/30 Pro」

  • ファーウェイ、5G対応の「Mate 30 Pro」を日本で発売

  • 昨年、日本市場向けではNTTドコモ向けの「HUAWEI P30 Pro HW-02L」、au向けの「HUAWEI P30lite Premium」、オープン市場向けのSIMフリー端末「HUAWEI P30」や「HUAWEI P30lite」、「HUAWEI nova 5T」などがリリースされた。これらのモデルは現在でもGoogleの各サービスが問題なく利用できる。

    「HUAWEI P40 Pro」は日本上陸なるか? 最強のカメラに磨きをかけた新モデル

    これに対し、今年3月に日本のオープン市場向けに発表された初の5G対応端末「HUAWEI Mate30 Pro 5G」はHMSを搭載しており、Googleが提供するアプリの利用は制限されている。これまでのファーウェイ製スマートフォンに比べ、アプリなどの利用環境はかなりマイナスになってしまったが、すでにいくつかの著名なアプリをAppGalleryからダウンロードできるようにしたり、各ソフトウェアベンダーに開発を働きかけたりするなど、徐々に利用できる環境を整えはじめている。ただ、実際の利用にある程度のリテラシーが必要とされる点は変わりない。

    ファーウェイは春に「HUAWEI P」シリーズ、秋に「HUAWEI Mate」シリーズを発表してきた。大画面&大容量バッテリーを中心に進化を遂げてきた「HUAWEI Mate」シリーズに対し、「HUAWEI P」シリーズは持ちやすい標準サイズのボディに最先端のカメラ機能を搭載し、市場で高い支持を集めてきた。なかでも一昨年の「HUAWEI P20 Pro」、昨年の「HUAWEI P30 Pro」は圧倒的なカメラ性能を実現し、カメラ業界のメディアからも高い評価を受けるなど、スマートフォンのカメラ開発競争で他社を大きくリードした。

    今回発表された「HUAWEI P40シリーズ」は、当初、3月26日にフランス・パリで開催する予定のイベントで、お披露目される予定だった。今年2月に同社のコンシューマ・ビジネスグループCEOのRichard Yu氏にインタビューしたときも「次回はパリでお会いしましょう」と固く握手していたが、3月に入ってから新型コロナウイルスが全世界へ拡大したこともあり、パリでの開催は見送られ、オンラインで開催されることになった。

    インタビュー

    「オールスマートライフ戦略で、お客さまに価値をお届けしたい」――HUAWEI ビジネスコンシューマグループCEO Richard Yu氏インタビュー

    オンラインで発表されたイベントでは、「HUAWEI P40」「HUAWEI P40 Pro」「HUAWEI P40 Pro+」の3機種で、いずれも「HUAWEI Mate30 Pro 5G」同様、GMSを搭載せず、HMSを搭載したスマートフォンになる。

    今回は発表された3機種のうち、主力モデルになると期待される「HUAWEI P40 Pro」を試用した。ただし、グローバル版のモデルであるため、通信周りの確認はしておらず、基本的には外観やユーザーインターフェイス、カメラなどをチェックした。HUAWEI P40 Proが日本市場に投入されるかどうかは未定だが、もし、国内向けに発売されるようであれば、また別の機会に通信周りを含めた環境を確認したいところだ。