「Firefox」にも「バージョン 100」問題の確認フラグが導入 ～Webサイト管理者はチェックを！

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先日、主要ブラウザーのメジャーバージョンが今年にも「100」となり、バージョンナンバーが2桁から3桁に繰り上がることで、バージョンチェックの処理が適切でない一部のWebサイトで不具合が発生するかもしれないという話題をお届けしました。

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このとき「Googe Chrome」で「バージョン 100」を強制し、Webサイトの互換性をチェックする方法をお伝えしましたが、「Firefox」での方法はまだご案内していませんでした。そのあとに公開された開発者向けの公式ブログ「Mozilla Hacks」の記事によると、同様のオプションが「Firefox」にも追加されたそうなので、今回はそれを紹介したいと思います。

Version 100 in Chrome and Firefox - Mozilla Hacks - the Web developer blog

「Firefox」に「バージョン 100」を強制するオプションは、「Firefox Nightly」で利用できます。プレビュー版「Firefox」の配布サイトから入手しましょう。執筆時現在の最新版は、「99.0a1」です。

今後のデスクトップ用、Android 用、iOS 用 Firefox リリースをいち早くご利用ください。

次に、「Firefox Nightly」を開き、［高度な設定］画面（about:config）にアクセス。検索ボックスに「100」などと入力して、「general.useragent.forceVersion100」というフラグを探し、値を「true」に設定します（編集部で試したところ、初期状態で「true」になっていました）。

「Web開発ツール」（［Ctrl］＋［Shift］＋［I］キー）の［コンソール］タブで以下のように入力し、バージョンを確認しましょう。

> navigator.userAgent# フラグが true の場合"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64; rv:100.0) Gecko/20100101 Firefox/100.0"# フラグが false の場合"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64; rv:99.0) Gecko/20100101 Firefox/99.0"

Mozillaは「バージョン 100」の互換性問題が発見されると、その重大性を評価したうえで、致命的であれば回避策を「Firefox」に適用しているのだそう。それらは「about:compat」画面でチェックできますが、できれば開発者の手を煩わせることなく、Webサイトの管理者側で対処してほしいものですね。

なお、「Firefox 100」は米国時間2022年5月3日にリリースされる予定です。