6月24日から26日にかけて、Nintendo Switch版『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』ネットワークテストが開催された。Switch版のリリースは「7月」と発表されている。正式稼働直前に開催されたネットワークテストは3日間と短い期間ではあるが、目立ったトラブルなく遊び続けることができた。
本作は5対5のリアルタイム戦略ゲーム「MOBA」に似たゲーム性で、プレイヤーは操作ポケモン1匹を担当し、協力して得点を沢山とることが目的となっている。
同ジャンルのゲームとしては『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』が世界的に有名で、一説によればアクティブプレイヤーは1億人以上。日本でこそマイナーだが、世界的には「チェス」や「バックギャモン」のような古典ゲームに迫る競技人口を誇っている一大ジャンルだ。
筆者はあらゆるジャンルのゲームを嗜みつつも、なんとなくMOBAにはのめり込めないでいた。しかし本作は、そんな筆者が3日間ぶっ続けでプレイしてしまうほどの中毒性を誇っていた。本記事を通じて、その魅力をお届けしたい。
簡略化されたルート
MOBA未経験者の読者のために、ゲームの流れを簡単に説明しておこう。ゲームの目的はマップの野生ポケモンが持っている「エオスエナジー」を集め、相手の陣地「ゴールエリア」にできるだけ多く叩き込み、相手チームよりスコアを獲得すること。試合時間は10分。
ゲーム開始と同時に相手の陣地を目指して動き出すと、ルートは2つに分かれている。上下でわずかに違いはあるが、ポケモンごとにガイドが出るのでまずはそちらに合わせて動いてみるといい。
ルートを進むと、そこかしこに野生ポケモンが待ち構えているので、まずは野生のポケモンを倒して自分のポケモンのレベルを上げよう。経験値と同時にスコアの源である「エオスエナジー」も手に入る。野生のポケモンは一定周期でしか出現しないため、相手チームよりも効率よく倒して回りたい。相手よりも高いレベルに上げることが重要なのだ。
ゴールエリアでの意地の張り合い
マップの中央にたどりつくと、相手チームのポケモンと出会うことになるだろう。お互いの通常攻撃、そしてポケモン恒例の「わざ」での戦闘が始まる。HPが少なくなってきたら、自分のゴールエリアに逃げ込もう。ゴールエリア内で少しずつHPを回復することができる。
なんとか戦闘に勝って相手のポケモンをゴールエリアから追い出したら、ゴールを決めるチャンス! エオスエナジー持っている量によって、ゴールにかかる時間は増える。ゴールの準備中に攻撃を受けるとゴールは中断してしまうので、相手のポケモンが復帰する前に急いでゴールを成功させよう。
ゴールの達成感がたまらない
一定のスコアがゴールに蓄積すると、ゴールを破壊できる。ゴールを破壊すれば相手が回復できる拠点を減らせる上に、相手チームだけが高速移動できる「変速エリア」が短くなる。大幅な戦力ダウンだ。
相手との距離感がキモとなるMOBAにおいて、変速エリアの破壊は大きなアドバンテージとなる
以上が基本的な流れとなる。途中「ロトム」や「カジリガメ」といった手強い野生のポケモンが登場し、倒すとバフ効果が発生したり、ラストスパートでは伝説のポケモン「サンダー」が登場したりと、10分の試合時間の中で展開は変化し続ける。