まずは仕様をざっとチェックしておこう。
メーカー | ZTE |
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SoC | Snapdragon 821(2.2GHz×2+1.6GHz×2、クアッドコア) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.2型TFT液晶(×2) |
解像度 | 1,080×1,920ドット(×2) |
OS | Android 7.1.2 |
バッテリ容量 | 2930mAh |
インターフェイス | USB Type-C |
カードリーダ | microSD |
SIMスロット | Nano SIM |
通信機能 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.2 |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約151×72×12.1mm |
重量 | 約226g |
価格(2018/3/18現在) | 92,664円(新規一括) |
本製品は5.2型の画面が左右に並んだレイアウトとなっており、対角線のサイズは約6.8型となる。左右それぞれがフルHD(1,920×1,080ドット)あるため、計算上は425ppiと、解像度は同等サイズのタブレットと比べても高い。ちなみにアスペクト比は正方形に近い9:8であるため、7型ワイドサイズのタブレットを横に寝かせた状態よりも、天地のサイズは圧倒的に大きい。
重量は226gと、スマートフォンとしては相当なヘビー級だが、一般的な7型クラスのタブレットが250gを切るか否かであることを考えると十分に軽い。折りたたんだ状態のボディサイズも、同じ5.2型のスマートフォンと比べて上下はやや長いものの、左右ベゼルがスリムなことから横幅はむしろスリムに感じる。
OSはAndroid 7.1.2で、将来的にAndroid 8.0対応予定とされている。CPUはSnapdragon 821(クアッドコア)、メモリは4GBと、スマートフォンとしてはいずれも十分だが、なにせ特殊な製品だけに、これで十分かどうかは判断しづらい。ちなみに容量は64GBで、microSDによる増設も可能だ。
グローバル展開を意識した仕様であり、防水防塵性能のほか、おサイフケータイやワンセグなどは搭載していない。他機種からの買い換えにあたっては、考慮しておく必要がありそうだ。また一般的なスマートフォンと異なる仕様として、背面カメラがなく、撮影時は前面カメラのモードを切り替えて行なうことも、知っておいたほうがよさそうだ。
折りたたんだ状態で、同じ5.2型のNuAns NEO [Reloaded](右)と比較したところ。これだけ見ると至って普通のスマートフォンだ広げると5.2型の画面が左右に2つ並んだ状態になる。これは初期設定の状態だが、壁紙を含むデザインまで変わるのがおもしろい。連結部分のベゼル幅も最小限に留められている本体上部。イヤフォンジャックを備える本体左側面。SIMカードスロット、音量ボタン、指紋認証を備えた電源ボタン、ファンクションキーを備える。SIMカードはNano SIMサイズ本体下部。USB Type-Cポート、スピーカーを備える本体右側面。こちらはヒンジのみでボタンやポート類はない。写真奥のほうにdocomoロゴがある広げた状態での本体背面。後述するように背面同士を合わせるように折りたたむ構造