Google Play 以外から入手したAPKファイルを Android へインストールする方法です。
※ 本記事は、いわゆる野良APKの利用を推奨するものではありません。セキュリティ上問題のないAPKファイルを自己管理・自己責任で使う事を想定しております。
Android の初期状態では、セキュリティ上の観点から apk ファイルからのアプリの直接インストールは禁止されています。
「インストールはブロックされました」「セキュリティ上の理由から、お使いのスマートフォンではこの提供元からの不明なアプリをインストールすることはできません」
などのエラーが出る場合は、この制約に引っかかっています。
これを強制的に許可するには、Android の「設定」から以下の設定をします。
設定は機種によって大きく変わります。見つからない場合は「設定」内の検索機能で「不明」というキーワードで検索するのがオススメです。
なお、不明なアプリのインストール設定は、Android 8.x 以降では個別アプリごとの許可、Android 7.x 以前ではシステム全体での許可となっています。
Android 7.x 以前の場合は、APKのインストールが完了したら、セキュリティを高めるため「提供元不明のアプリ」のチェックを外し、設定を元に戻しておきましょう。
小さなapkファイルを1回だけインストールするのであれば、Gmail の添付ファイル経由でのインストールが最も手軽でしょう。
具体的な手順は次のとおりです。
以上です。
添付ファイルが大きいと Gmail の容量を喰うので、作業後はメールを消しておくとよいかもしれません。
なお、サイズの大きいアプリではこの方法は使えません。
APKファイルをESファイルエクスプローラーから開いても、APKのインストールは可能です。
また、転送元・転送先双方の Android にESファイルエクスプローラーをインストールして、ネットマネージャー機能を使えば、Wi-Fi経由でAPKファイル抜き~ファイル転送~APKインストールまで一気通貫で出来て大変便利です。
具体的な手順は、次の記事にまとめてあります。
ESファイルエクスプローラーには、ほかにも、クラウドストレージや NAS・PC の共有フォルダへのアクセス機能や、Wi-Fi 経由で直接、他の Android へファイルを送信できる機能なども備わっています。
何かと便利な有名アプリなので、この機会に入れておいて損はないでしょう。
かつては、この方法でインストールしたアプリは Google Play ストアとリンクされず、アプリのアップデート通知を受けられないケースが散見されましたが、最近はそういう問題は殆ど見なくなりました。
古い Android で、もし、この症状が出た場合は、Titanium backup の「マーケットツール」→「マーケットドクター」を使うと、Google Play ストアとのリンクを修復できます。(要 rooted)
大昔は、Gmail へのAPKファイル添付技も、ESファイルエクスプローラーのネットマネージャー機能も無かったので、古い人ほど意外と知らなかった技かもしれません。