SIMフリースマホやモバイルルーターなど、ファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。今回は、話題のSIMフリースマホである「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 lite」について、編集部のスマホカメラ好き、コジマに登場してもらい、詳細なレビューをお届けする。
今回は外に出て、HUAWEI P9の高性能カメラでいろいろと撮影してみます!
今年6月に日本上陸を果たしたプレミアムなSIMフリースマホ「HUAWEI P9」(以下、P9)といえば、最大の特徴は老舗カメラメーカーのライカの技術を盛り込んだダブルレンズである。背面に、P9のために設計された「SUMMARIT H 1:2.2/27 ASPH」レンズを平行に2基配置。コラボの証である“LEICA”のロゴも刻まれている。
非常にハイスペックなSIMフリースマホ「HUAWEI P9」
レンズがダブルなら、センサーももちろんダブル。片方のレンズには1200万画素RGBセンサー、もう片方のレンズは1200万画素モノクロセンサーを搭載している。RGBセンサーが色情報を、モノクロセンサーが形状や輪郭のディテールを取得。2つのセンサーから得た情報を組み合わせて1枚の写真に仕上げる仕組みで、奥行き感のある写真や超高速なAFを実現する。
注目はやはりこのダブルレンズ。LEICAのロゴがまぶしい
また超高速なAFには、P9に搭載された深度計算専用のISP(Image Signal Processor)も貢献している。このISPは世界初搭載となるもので、ソフトウェアによる深度計算と比べて約3倍も高速に画像処理が可能なのだという。
ダブルレンズカメラならではの撮影機能としては、F値0.95~16という範囲のデジタル絞りにより実現する「ワイドアパーチャ撮影」が挙げられる。通常のスマホだとピントの合った部分以外をきれいにボケさせた写真を撮るのは難しいものだが、ワイドアパーチャ撮影ならば、一眼レフカメラのような、いやそれをも上回る強力なボケ味を持つ写真を楽しめるのだ。
撮影モードで注目したいのが、この「ワイドアパーチャ撮影」
撮影後にギャラリーで確認すると、ワイドアパーチャ撮影で撮った写真には専用のアイコンが表示されている。それをタップすると、撮影後であっても自由に焦点位置や絞りを変更できるのが面白い。移動中などで撮影設定にあまり時間をかけられない時にはサッと撮っておき、あとから納得のいくように写真を“作りなおす”こともできるわけだ。
P9には、マニュアルカメラのように各種設定を細かく指定できる“プロモード”も搭載。露出やシャッタースピード、色味、ISO感度などを自分好みに変更可能で、思いどおりの絵作りを楽しめる。プロモードではRAW形式でのファイル保存(JPEGとの同時保存)も可能になっているので、現像アプリでさらにこだわった絵作りができるのもうれしいところだ。
プロモードはISO設定やホワイトバランスなどをユーザーが自由に変更して撮影できるモードだ
プロモードで特に便利と感じたのがこの水準器。なんだか微妙に下手に感じる写真は水平・垂直が取られていないだけということも多いのだ
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