ファーウェイは独自OS「HarmonyOS 2」を搭載した約11型タブレット「HUAWEI MatePad 11」を発売しました。今回からスペック解説編、カメラ画質チェック編、ベンチマークテスト編、アプリストア編の4回に分けて実機レビューをお届けします。
ファーウェイ「HUAWEI MatePad 11」実売価格5万円前後
「HUAWEI MatePad 11」はOSに「HarmonyOS 2」、SoCに「Snapdragon 865」を採用。メモリーは6GB、ストレージは128GBを搭載しています。
本製品最大の進化点はディスプレー。約10.95型 IPS液晶(2560×1600ドット、275ppi)ディスプレーは、リフレッシュレートが従来モデルの60Hzから120Hzへと高速化。より滑らかにUI、アプリ、ゲーム、映像などが表示可能となりました。またDCI-P3の色域が確保され、ローブルーライトとフリッカーフリーについてテュフラインランド認証を取得している点もウリです。
通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートしています。
ディスプレーは約10.95型 IPS液晶(2560×1600ドット、275ppi)。上部に8MPのフロントカメラが内蔵されています
リアカメラは13MP、F1.8、オートフォーカス対応、LEDフラッシュ搭載。写真解像度は最大4160×3120ドット、ビデオ解像度は最大3840×2160ドットです
本体サイズは254×165×7.25mm、重量は約485g。約7250mAhのバッテリーを内蔵しており、約12時間のローカルビデオ再生、同じく約12時間のウェブブラウジングが可能と謳われています。なお、左側面にmicroSDメモリーカードスロットが用意されており、最大1TBのメモリーカードを装着可能です。
本体上面に電源ボタン、本体下面にUSB 3.0 Type-C端子を装備。また、上面と下面にはHarman Kardon監修の4つのスピーカーが内蔵されています
右側面にはボリュームボタンと3つのマイク(リアカメラ部にもうひとつマイクを内蔵)、左側面にはmicroSDメモリーカードスロットが配置されています
最大1TBのmicroSDメモリーカードを装着可能
本体の実測重量は489g
今回借用したのが海外版なので同梱品の構成が異なりますが、国内版にはACアダプター、USB Type-Cケーブル、カートトレイ取り出しピン、クイックスタートガイドが同梱されています
3.5mmイヤフォン端子がないので、有線接続する際にはアダプターが必要です
なお、「HUAWEI MatePad 11」には専用キーボードカバー「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」、デジタイザーペン「HUAWEI M-Pencil (第2世代)」が別売オプションとして用意されています。イラストなどを描いたり、文章入力するのなら両アクセサリーも同時に購入しておきたいところです。
「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」の直販価格は1万6280円、「HUAWEI M-Pencil (第2世代)」の直販価格は1万2980円
記事執筆時点で本製品を4万3900円で販売している店舗もありました。Snapdragon 865を搭載し、リフレッシュレート120Hzの約10.95型 IPS液晶ディスプレーを搭載している点を踏まえれば、コストパフォーマンスは高いと言えます。アプリストアが独自の「HUAWEI AppGallery」なのは留意いただきたいですが、この点についてはレビューの最終回で解説します。
ファーウェイ「HUAWEI MatePad 11」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約10.95型IPS液晶 |
画面解像度 | 2560×1600 |
サイズ | 約254×165×7.25mm |
重量 | 約485g |
CPU | Snapdragon 865(1×2.84GHz+3×2.4GHz+4×1.8GHz) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | HarmonyOS 2 |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | リア:約1300万画素/イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 7250mAh |
生体認証 | 顔認証 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | アイルブルー、マットグレー |
市場予想価格(税込) | 5万4780円 |
表示形式: PC ⁄ スマホ