トライオードは11月2日、「JUNONE」から、真空管プリメインアンプ「JUNONE 845S」を発売すると発表した。11月下旬に発売予定で、予定価格は96万8000円。
大型三極管「845」を使用したプリメインアンプで、トライオードの社名が意味する三極管を搭載したプリメインアンプのフラッグシップモデルとなる。真空管は845×2のほか、PSVANE WE300B×2、12AT7×2、12AX7×2を装備する。ソケットには新開発の845ソケットを採用した。
回路形式はA級シングルで、定格出力は22W+22W(8Ω)。大型トロイダル電源トランスと倍電圧回路で構成した電源部は約1kVの高電圧を供給し、全帯域で力強いサウンドを実現したという。フロントパネルにはバイアスメーターを備え、シャーシ天面のバイアス調整ボリュームでバイアス調整が可能だ。また、シャーシ天面には845、300B用のハムバランサーボリュームも装備し、ハムバランスも調整できる。そのほか、プリアンプ段をバイパスしてパワーアンプとして使えるMAIN IN入力も搭載する。
電源ケーブルは、ディップフォーミング無酸素銅を採用した「TR-PS2」を標準装備するほか、音量調整とミュートができるアルミ削り出しのリモコンも付属する。
主なスペックは、周波数特性が25Hz~36kHz(-3dB)、SV比が85dB、入力感度/インピーダンスは、LINEが220mV/100kΩ、MAIN INが1500mV/10kΩ。本体サイズ/重さは、およそ幅430×奥行き410×高さ277mm/およそ45kg。
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