64bit版「Acrobat Reader DC」
米Adobeによると、「Acrobat DC」および「Acrobat Reader DC」の64bit版提供が一部の地域から段階的に進められているとのこと。日本でもWindows環境で64bit版「Acrobat Reader DC」の提供が開始されているという。
【サポート情報】#Acrobatにつきまして、現在一部の地域から段階的に64ビットの Acrobat Reader DC および Acrobat DC のリリースを進めており、日本でも、Windows版の方を対象に Acrobat Reader DC 64 ビット の提供が始まっています。詳細はこちらをご参考ください🔽https://t.co/ncPXswNP6P
— アドビ クリエイター サポート (@AdobeSupportJ)November 12, 2021「Acrobat」製品の64bit対応は今年2月のアップデートで発表されていたが、この時点で日本への展開はまだ行われていなかった。これまではOSが64bitであっても32bit版の「Acrobat」を利用するしかなかったが、今後はこの状況も改善されそうだ。
「Acrobat Reader DC」のダウンロードセンターから入手できるインストーラーはすでに64bitとなっているとのこと。すでに32bit版「Acrobat Reader DC」をインストール済みの場合は、64bit版へ段階的にアップグレードされる。すぐに64bit版を利用したい場合は、一旦32bit版をアンインストールしてから64bit版インストーラーでセットアップし直す必要がある。
64bit版の「Acrobat DC」「Acrobat Reader DC」はインストーラーが共通化されており、個別にインストールする必要はなくなった。「Acrobat Reader DC」上から直接「Acrobat DC」へアップグレードできる。64bit版統合インストーラーによってインストールされた「Acrobat Reader DC」は、Windows上では「Acrobat DC (64-bit)」と表記されるとのこと。
64bit版統合インストーラーはWindows上では「Acrobat DC (64-bit)」と表記されるなお、Apple M1チップへのネイティブサポートは9月のリリースで行われている。
関連記事「Adobe Acrobat」にApple M1ネイティブモード ~致命的な脆弱性も多数修正