オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.1.0が、9月7日(米国時間)に正式リリースされた。vCardを添付した際のMIME Typeが「text/x-vcard」から「text/vcard」に変更された以外は、不具合とセキュリティの修正がメインのメンテナンスアップデートとなっている。
修正された不具合は以下の通り。
セキュリティ修正は2件で、深刻度の内訳はMozillaの基準で上から2番目の「high」が1件、3番目の「moderate」。「Thunderbird」は初期状態でJavaScriptが無効化されており、「Firefox」ほどリスクは高くないためか、全体としての深刻度は最も低い「low」とされている。
なお、「Thunderbird 91」はインストーラーの直接ダウンロードのみで提供されており、「Thunderbird 78」以前からの自動アップデートは開始されていない。「Thunderbird 78」にも同日付で、2件のセキュリティ修正を施したv78.14.0が公開されており、こちらは自動アップデートが可能だ。
「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用できる。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできるほか、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。