米Appleは11月5日 (現地時間)、iOS 14のアップデート「iOS 14.2」の提供を開始した。100種類以上の新しい絵文字、新しい壁紙、AirPlayの操作インターフェイスの改善、拡大鏡の機能強化、HomePodの新機能への対応などを含む。
新しい絵文字は、ビーバーやドードーといった動物、性別を包含する人のイラスト、タピオカドリンク、ティーポッド、マトリョーシカ、忍者など、Unicodeコンソーシアムが今年1月に承認した「Emoji 13.0」規格の絵文字を追加。病気ではない人もマスクをする時代に合わせて「マスクを付けた顔」の絵文字を笑顔に変更した。壁紙には、ライトモードとダークモードの両方でデザインされた風景の写真とイラスト、計8枚が追加された。
新しいAirPlayの操作インターフェイスは、同じネットワーク内にあるHomePodやApple TV、AirPlay対応機器へのエンターテインメントのストリーミングをよりシンプルにコントロールできる。従来のインターフェイスのように、iPhoneと他のデバイスの操作をユーザーが意識する必要がなくなった。
「拡大鏡」は、iPhoneのカメラを拡大鏡やルーペとして利用できるアクセシビリティ機能の1つだ。LiDARセンサーを備えるiPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxでは「People Detection」を利用できる。拡大鏡が近くにいる人を検知して距離を測り、その人との距離をユーザーに伝える。
最新のアップデートで、iPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、CarPlayでHomePod/HomePod miniの「インターコム」を利用できるようになる。また、HomePodとApple TV 4Kを接続して、ステレオ、サラウンドサウンド、ドルビーアトモスオーディオをサポートするホームシアターを設定できる。
他にも、AirPodsのバッテリー充電を改善。AirPodsがフル充電された状態の時間を減らしてバッテリーの劣化速度を抑制する。コントロールセンターに「ミュージック認識」を追加できるようになった。流れている音楽の情報を知りたい時、コントロールセンターからワンタップでShazamの音楽検索を利用できる。
iOS 14.2は、以下のような問題の修正を含む: