ライカトリプルカメラのスマホ「Mate 20 Pro」。動画撮影シネマモードにAI活用

ライカトリプルカメラのスマホ「Mate 20 Pro」。動画撮影シネマモードにAI活用

  • 沿って huawei
  • 13/08/2022

ファーウェイ・ジャパン(Huawei)は、ライカ監修のトリプルカメラと有機ELディスプレイを採用したAndroidスマートフォン「Mate 20 Pro」SIMフリーモデルを11月30日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は111,880円前後。カラーはミッドナイトブルー、トワイライトの2色。

Mate 20 Pro

SIMフリーモデルとは別に、通信キャリア向けとしてソフトバンクモデルを用意。カラーはミッドナイトブルーとブラック(ソフトバンク限定)の2色を発売予定。

タレントの安田美沙子さん(左)とフリーアナウンサーの皆藤愛子さん(右)が発表会に登場。中央はファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏

Mate 20 Proのライカトリプルカメラは、4,000万画素でF1.8のメインカメラと、2,000万画素でF2.2の超広角カメラ、800万画素でF2.4の望遠カメラで構成。最高ISO 102400の高感度性能で、暗所や夜景、逆光撮影時も明るく、色鮮やかに撮影できるとする。

ライカ監修のトリプルカメラを搭載背面カメラの構成

超広角レンズと光学ズームの組み合わせにより、焦点距離は16〜270mm相当(35mm判換算)をカバーする。

メインカメラのデフォルトの画角超広角カメラに切り替えたところ望遠カメラに切り替えたところ

Mate 20 Proの超広角カメラで横浜・桜木町を撮影した作例や、最短2.5cmで撮れるマクロ撮影の作例などが紹介された。

Mate 20 Proの超広角カメラ横浜・桜木町を撮影した作例米粒に書かれたパンダをマクロ撮影した作例

SoCチップ「Kirin 980」と、2基のNPU(ニューラル・ネットワーク・プロセッシング・ユニット)で、AI技術を活用した写真撮影が行なえる。AIがカメラを通して1,500以上の状況をリアルタイムで認識し、被写体に対して最適な撮影方法を自動で設定する。ポートレートモードは新たに、ハート型や渦巻状のボケ効果を演出できるようになった。

ライカトリプルカメラのスマホ「Mate 20 Pro」。動画撮影シネマモードにAI活用

動画は最大4K(3,840×2,160 ドット)をサポートし、コーデックはH.265/HEVCにも対応。AI技術を活かした動画撮影機能として、人物のカラーだけを残し、背景を白黒にした映像をリアルタイムで撮れる「AIカラー」など、5種類のシネマモードが利用できる。なお、AIカラー機能は発売時点からではなく、後日アップデートで利用できるようになる。

「AIカラー」機能で人物のカラーだけを残し、背景を白黒にした動画を撮れる

カメラ機能は、AI技術と連携した「AI Vision」機能も搭載。スマホをかざすだけで、調べ物やオンラインストア検索・購入を行なえ、食べ物をスキャンしてカロリー表示したり、外国語の翻訳も行なえる。また、「3Dライブメーカー」アプリで、ぬいぐるみなど手持ちのアイテムをフロントカメラで3D CGデータとして取り込み、アニメーション効果をつけたり、AR撮影するといった使い方もできる。

カメラを欲しいものにかざすだけで、AIがオンラインストアで検索して二画面表示調べたいものをかざすとMicrosoft Bingの検索画面が立ち上がった食べ物をスキャンしてカロリー表示も可能

アスペクト比19.5 : 9、6.39型/3,120×1,440ドットの有機ELディスプレイを搭載。上部のノッチに2,400万画素フロントカメラやセンサーを搭載する。設定によりノッチ部分を隠すこともできる。

フロントカメラの構成ノッチ部分は設定で隠せる

無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)、Bluetooth 5.0 BLEに対応。NFCにも対応する。コーデックはAACとaptX/aptX HD、LDACに加え、ハイレゾ音源の伝送が行なえるHWA(LHDCコーデック)にも対応。Dolby Atmos音声もサポートする。

Dolby Atmos音声をサポート

Android 9と、独自UIのEMUI 9.0を搭載。CPUはKirin 980オクタコアCPU(2×2.6GHz + 2×1.92GHz + 4×1.8GHz)。メモリは6GB、ストレージ128GB。GPS機能は2種類のバンド帯に対応し、高精度な位置情報取得ができる。セキュリティ機能として、ディスプレイ内蔵のイン・スクリーン指紋認証機能と、約0.6秒の高速認識ができる3D顔認証を搭載する。

外部メモリーカードとして、microSDカードよりも小さい「NMカード(ナノメモリーカード)」を採用。nanoSIMカードと同等のサイズで、最大256GBまでサポートする。NWカードは12月10日より発売予定。

バッテリ容量は4,200mAh。急速充電機能「HUAWEI SuperCharge」により、約30分で約70%まで充電できる。ワイヤレス充電のQiに対応し、別売の無接点充電器による充電ができるほか、スマートウォッチなどのQi対応デバイスへMate 20 Proから給電する「ワイヤレスリバースチャージ」機能も備える。

インターフェイスはUSB 3.1 Gen1で、Type-C端子を備える。本体はIP68相当の防水仕様。外形寸法は約158×72×8.6mm(縦×横×厚さ)、重量は約189g。USB Type-C直結のハイレゾイヤフォンや、Type-Cからステレオミニへの変換アダプタなどが付属する。

このほか、GPS測位と心拍センサーを起動していても低消費電力システムにより2週間使えるというスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」を発表。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売日はスポーツモデル(ブラック)が24,880円前後で12月7日、クラシックモデル(シルバー)が25,880円前後で12月19日。詳細は別記事で掲載している。

HUAWEI WATCH GT。左がクラシックモデル、右がスポーツモデル