外付けキーボードは何を使ってもいいのだが、持ち歩くのに軽くてかさばらず、日本語配列でかなの刻印があるもの、ということで今回は三つ折りタイプのモバイルキーボード「MOBO Keyboard」を使うことにした。
このMOBO Keyboardは、基本的にはBluetoothで端末と接続するが、USBケーブルでも接続可能。ペアリング不要で気軽に使い始められるのがいい。内蔵バッテリーの充電が切れていても、問題ないし。
iPhoneでもそうだが、Android端末でも外付けキーボードの設定をするには、接続が必要だ。そこでまずUSB Type-C - microUSBケーブルを使って接続する。
ケーブルはAmazonベーシックの1本638円のものを使った。安いまずは、入力方法を選択する。「設定」―「システム」―「言語と文字入力」から「デフォルトのキーボード」を「iWnn IME」に設定。なお、この入力システムは、Androidであればどの端末にもプリインストールされているわけではない。
「iWnn IME」を選ぶと、自動的に「入力方法の選択」ダイアログボックスは閉じ、変更が反映される次に、「その他の入力方法の設定」―「物理キーボード」へと進み、「仮想キーボードの表示」をオフにしておく。
あらかじめこの設定をしておかなくても、ホームボタンなどと同じ並びに「キーボード」のアイコンが表示されるので、そこをタップして設定することもできるこれで一応かな入力ができるのだが、このままでは「ろ」や「め」「け」といった、キーボード右端あたりに刻印されているかなをうまく入力できない。毎回毎回、「ええと、『け』を入力したいときは、Shiftキーを押しながらどれを押すんだっけか?」「あれ、濁点を入力できない」などということになってしまう。
iPhoneでもそれで悩まされていて、「まあ、Androidでも同じようなものかー」と考えていたら、家人が「キーボード配列を確認してみたら?」とアドバイスをしてくれた。
確かに、キーボートレイアウトには「日本語」と「日本語109A 配列」がある。そこで、後者のものを選択してみたところ、PCと同じようにかな入力ができるようになったのだ。
日本語が2つもあるなんて、聞いてないよ?恐るべし、知識の引き出しと発想の柔軟性。
これで、PCがなくてもテキスト入力がはかどる。さらに、新しいモバイルキーボードを購入する口実もでき、「しめしめ」と心の中でほくそ笑むのであった。