まずは本製品がどのような製品なのか、他製品とスペックを見比べながら把握していこう。比較対象としては、iPhone Xのほか、さきほども触れたサムスン「Galaxy Note8」も加えて比較する。
製品 | Mate 10 Pro | iPhone X | Galaxy Note8 | |
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製造元 | Huawei | Apple | Samsung | |
発売年月 | 2017年12月 | 2017年11月 | ||
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約154.2×74.5×7.9mm | 約143.6×70.9×7.7mm | 約163x75x8.6mm | |
重量 | 約178g | 約174g | 約190g | |
OS | Android. 8.0 | iOS 11 | Android 7.1.1 | |
CPU | Kirin 970 オクタコアCPU (A73 2.36GHz Quad+A53 1.8GHz Quad) | 64bitアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ、ニューラルエンジン、組み込み型M11モーションコプロセッサ | 64bitオクタコア10nmプロセッサ(2.35GHz Quad+1.9GHz Quad) | |
RAM | 6GB | 3GB | 6GB | |
ストレージ | 128GB | 64GB/256GB | 64GB | |
画面サイズ/解像度 | 6型/1,080×2,160ドット(402ppi) | 5.8型/1,125×2,436ドット(458ppi) | 6.3型/1,440 x 2,960ドット(521ppi)通信方式 | IEEE 802.11ac |
防水防塵 | IP67 | IP68 |
各社のフラッグシップモデルだけを並べているため、感覚が麻痺しがちだが、ハードウェアの仕様については文句のつけようがない。Androidスマートフォンの場合、一般的には3GBあれば十分、4GBだと余裕と見られるメモリは、なんと6GBで、ディスプレイの解像度は402ppiと、異次元の域だ。
OSはAndroid 8.0。インターフェイスはUSB Type-Cで、USB 3.1にも対応。SIMカードスロットはデュアル構成で、さらにIP67相当の防水防塵機能も備えている。全方位的に死角がない。
また電子書籍ユースではあまり関係ないが、背面カメラは1,200万画素と2,000万画素のLeicaダブルレンズカメラで、前面カメラですら1,000万画素という、まさに怪物級のスペックだ。このほか、ディスプレイに画面を出力してパソコンのように使える、PCモードにも搭載している。
唯一突っ込みどころがあるとすれば、メモリカードスロットを搭載していないことぐらいだろうか。またイヤフォンジャックを搭載していないのも、人によっては困る場合があるかもしれない。
本体外観は一般的。一般的なスマートフォンとの違いを探すならば、上下のベゼル幅が狭いことくらいだろう左側面にはデュアルSIMカードスロットを備える。microSDには対応しない右側面は音量ボタン、電源ボタンがある上部にはIRレシーバを備えており、赤外線リモコン機能が使える充電コネクタはUSB Type-C。他製品はUSB 2.0対応がほとんどだが、本製品はUSB 3.1に対応する背面には指紋認証およびLeica製のデュアルカメラを備える。カメラの突起は皆無ではないが、iPhone Xなどの突起に比べるとほぼ気にならないレベル標準で保護ケースがつくのは嬉しいところ