今回ご紹介する「dtab Compact d-02K」は、前モデルに相当する「dtab Compact d-02H」(2016年1月)の後継機だ。おもな違いはSoC、OS、メモリ、ストレージ、カメラ、PREMIUM 4G対応など多岐にわたる。
「dtab Compact d-01J」(2017年5月)の方がより近い構成ではあるが、パネルサイズが8.4型と少し大きく別型番になっているため、直接の後継機とはならない。
いずれにしても2年以上経っているおり、形状こそあまり変わらないものの、まったく別物としての登場だ。おもな仕様は以下の通り。
【表】ドコモ タブレット「dtab Compact d-02K」の仕様 | |
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SoC | HiSilicon製Kirin 659 (8コア/2.36+1.7GHz) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
OS | Android 8.0 |
ディスプレイ | 8型1,200×1,920ドット、タッチ対応 |
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.2、Nano SIMカードスロット/eSIM |
対応バンド | LTE: B1/3/6/19、W-CDMA: B1/5/6/19 |
その他インターフェイス | USB Type-C(USB 2.0)、microSDXCカードスロット、背面: F2.2約1,300万画素+F2.4約200万画素/前面: F2.0約800万画素カメラ、Harman Kardonステレオスピーカー、指紋センサー、イヤフォン端子 |
バッテリ/連続待受時間 | 4,980mAh/LTE: 約690時間、3G: 約830時間 |
サイズ/重量 | 約209×120×8mm(幅×奥行き×高さ)/約309g |
カラーバリエーション | シルバー、ゴールド |
その他 | 防水・防塵IPX5/7、IP6X相当 |
一括払い機種代金(税込) | 45,360円(料金シミュレーションより/回線費などは含まず) |
SoCはHiSilicon製Kirin 659。Cortex-A53 4+4コア 2.36GHz+1.7GHzの構成で、GPUとしてMali-T830 MP2を内包。Huawei nova lite 2やHuawei P20 liteにも搭載しているミドルレンジ用だ。このSoCを搭載していることからもわかるようにHuawei製となる。
メモリは3GB、ストレージは32GB。前モデル(dtab Compact d-02H)はメモリ2GB、ストレージ16GBだったので、容量が増え使い勝手が向上している。OSはAndroid 8.0。
ディスプレイは8型1,200×1,920ドットのタッチ対応。ネットワークはIEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.2、そしてNano SIMカードスロット/eSIMに対応している。対応バンドは表の通りだ。PREMIUM 4G、SIMロック解除にも対応する。
その他のインターフェイスは、USB Type-C(USB 2.0)、microSDXCカードスロット、背面: F2.2約1,300万画素+F2.4約200万画素/前面: F2.0約800万画素カメラ、Harman Kardonステレオスピーカー、指紋センサー、イヤフォン端子。このクラスのタブレットでダブルレンズなのはポイントが高い。
サイズは約209×120×8mm(幅×奥行き×高さ)、重量約309g。4,980mAhのバッテリを内蔵し、連続待受時間はLTE:約690時間、3G:約830時間となる。カラーバリエーションは、シルバーとゴールド。防水・防塵IPX5/7、IP6X相当にも対応している。
一括払い機種代金(税込)は45,360円(料金シミュレーションより/回線費などは含まず)。内容も含めLTEに対応したタブレットとしてはリーズナブルと言えよう。
パネル中央上に約800万画素カメラ、下に指紋センサー。写真はソフトウェア式のナビゲーションバーになっているが、指紋センサーを使う画面外ナビゲーションボタンも設定可能背面。左上に約1,300万画素(内側)+約200万画素(外側)カメラ左側面/上側面。上側面にSIM/microSDスロット、スピーカー、イヤフォン端子。左側面には何もない右側面/下側面。下側面にスピーカーとType-C。右側面に音量±ボタンと電源ボタンSIMスロット付近。奥がSIMスロット、手前がmicroSDカードスロット。防水防塵対応でゴムパッキンがあるのが分かる指紋センサー。長細く登録は少しやりにくいが認識は速い付属品。折りたたみ式のスタンド、リジェクトピン、SIM。USB式ACアダプタやUSBケーブルは付属しないので要注意重量は実測で309g片手で持ったところ。8型で手の小さい筆者でも持てる筐体は前面がホワイト、背面がシルバー。質感も含めiPadに似ている。約8型で実測で309g。片手でも十分持つことができる。
前面はパネル中央上に約800万画素カメラ、下に指紋センサー。背面は左上に約1,300万画素(内側)+約200万画素(外側)カメラ。上側面にSIM/microSDスロット、スピーカー、イヤフォン端子。右側面に音量±ボタンと電源ボタン。下側面にスピーカーとType-Cを配置。左側面には何もない。
付属品は、折りたたみ式のスタンド、リジェクトピン、SIM。USB式ACアダプタやケーブル類は付属しないので要注意。
少し操作しにくかったのは右側面の音量±ボタンと電源ボタン。これは側面が前面から背面に逆斜めにカットされている関係上(右側面/下側面の写真参照)、前面を上に机などに置くと、ボタンに指が届かなくなり、いったん本体を持ち上げなければならないためだ。操作すればすぐわかることなので、意図的にこうなっている可能性が高いのだが、誤操作防止のためだろうか。
8型のディスプレイは明るさ、発色、コントラスト、視野角共に良好。明るさ0%では暗いものの、25%程度以上であれば(環境にもよるが)普通に操作可能だ。設定/画面/視力保護でブルーライトのカット(時間帯指定あり)、設定/画面/カラーモードで色温度設定にも対応している。
振動、ノイズはもちろん皆無。発熱はベンチマークテストなど負荷をかけても熱を持たなかった。結構クールなシステムだ。
サウンドは横位置にしたとき、左右のステレオとなる。出力はこのクラスとしては驚くほどの爆音! しかもバランスはよく、鳴りっぷりもいい。これにはかなり驚いた。Harman Kardonの名前は伊達ではない。イヤフォン時は、スピーカーほどパワーはないものの、価格を考えれば十分。どちらでも音楽や動画を十分に楽しめるだろう。