ではまず、「ZenBook Pro 15 UX580GE」(以下、UX580GE)の外観を見ていこう。ZenBookシリーズは、薄型でスタイリッシュなメタル筐体を採用する製品が多数を占めているが、UX580GEにも同様のコンセプトが受け継がれている。
デザインは、ひとめでZenBookシリーズとわかるものとなっている。筐体素材はアルミニウム合金で、継ぎ目がほとんど感じられないユニボディとなっている点は、これまでのZenBookシリーズとほぼ同じだ。
天板はフラットで、側面付近はなだらかなカーブを採用。中央の金色に輝くASUSロゴとともに、シリーズおなじみの同心円状ヘアライン処理により、場所によって異なる光の反射によって印象的なグラデーションが生まれる。
また、本体側面にダイヤモンドカット加工処理とローズゴールドの塗装が施されており、見た目にもいいアクセントとなっている。このほか、キーボード面にもヘアライン処理が施されており、全体的に非常に高級感のあるデザインと言える。
本体カラーは、“ディープダイブブルー”と呼ばれる濃紺色を採用。夜明けの空に日が昇るシーンをイメージした色とのことだが、この深みのある色合いも高級感を高めていると感じる。
サイズは365×242×18.9mm(幅×奥行き×高さ)。ディスプレイに15.6型液晶を採用していることもあって、13.3型液晶搭載のモバイル性重視モデルに比べるとかなり大きいという印象だ。それでも、ディスプレイのベゼル幅がかなり狭められていることもあって、15.6型ノートとしてはかなりコンパクトにまとめられている。合わせて高さも18.9mmと十分な薄さで、15.6型の高性能ノートPCとしては非常にスマートな筐体と感じられる。
重量は公称で約2.01kg、実測では2,006gだった。モバイル向けの製品というわけではないものの、サイズを考えるともう少し軽ければと思う。とはいえ、後ほど紹介するようにUX580GEにはトップクラスの充実したスペックが詰め込まれており、それを考えると約2kgでもそれほど不満のない重量とも言える。
ディスプレイを開いて正面から見た状態。ディスプレイのベゼル幅が狭められているため、15.6型ノートPCとしてはなかなかのコンパクトサイズとなっている天板の様子。全体的にフラットで、側面付近はなだらかな曲面となっている。アルミニウム合金のユニボディで、カラーは濃紺の”ディープダイブブルー”。同心円状のヘアライン処理は、ZenBookシリーズらしい部分だ本体正面。本体側面のダイヤモンドカット加工とゴールドの配色がいいアクセントとなっている左側面。高さは18.9mmと、搭載スペックを考えるとかなりの薄型となっている背面右側面底面。フットプリントは365×242mm(幅×奥行き)重量は実測で2,006gだった。モバイル向けではないが、15.6型のハイエンドノートPCとしてはまずまずの軽さと言える